2015.10.18
Toutes les Nouvelles de Versailles

先週の月曜日、「日の昇る国」日本が、ブルトゥイユ城で大きな注目を集めた。そこでは、日本の最も純粋な伝統に則った茶会が催された。
ブルトゥイユと日本とのつながりは、決して最近始まったものではない。 そのことについて、アンリ=フランソワ侯爵は次のように語っている。
「1975年以来、私たちは日本人カップルの結婚式を数多く行ってきました。彼らはこの城で、二人の結婚の誓いを正式に確認するために訪れたのです。私自身も何度も日本を訪れました。そして、今日行われているこの茶会は、ブルトゥイユと日本文化との懸け橋をまさに示すものです。」
実際、7年前、この城の中で行われたSôyu Mori氏の結婚の確認式の際に、城の所有者と、今回茶会の主催者としてやって来た人物との出会いがあったという。
五感の目覚め
茶会が行われている間は、まるで時間が止まったかのようである。客人のために茶を点てる厳粛な雰囲気は、日本人の心の中でこの伝統がいかに重要なものであるかを物語っている。
ブルトゥイユ城で催された格別な茶会
「自然を愛で、亭主と客人がともに楽しいひとときを過ごすための、15世紀にまでさかのぼる伝統なのです」
そう説明するのは、茶会の際にSôyu Mori氏の通訳を務めたYoko Kishikawa氏である。
亭主が茶を準備する際の細やかな心配りと厳密さは、この一瞬の背後に隠されたさまざまな象徴を明らかにする。
茶道具を清めるための布である袱紗(ふくさ)を用意するところから、棗(なつめ)や茶杓(ちゃしゃく)などの道具を扱い、さらに茶筅を使って抹茶と熱湯を混ぜるところまで、すべての一つ一つの所作に意味がある。
そして客人にもまた、決められた作法が求められる。まず亭主に挨拶し、茶碗を手に取って二度回し、茶を飲む。そして感謝のしるしとして、最後の一口を飲み込む際には、音を立てることもためらわない。
五感すべてが目覚める茶会。
そこには、歴史、伝統、そして、深く根付いた生き生きとした文化を持つ国の職人技が表現されている。
L. Lecoeur