2018.09.12
Cameroon Tribune

日・カメルーン協力
茶で友情を結ぶ
在カメルーン日本大使が、先週月曜日、ヤウンデで「日本デー」を主催。同催事では、サハラ以南のアフリカで初めてとなる茶道の実演が行われた。
ジョルジュ・エマニュエル・ツァイード
会場は満員となり、ほぼ完全な静寂に包まれていた。そこには精神を集中させるのにふさわしい雰囲気が漂っている。
茶道家・森宗勇氏とその弟子たちによる、ゆっくりとした、極めて正確な所作だけが、観客の目を引きつけていた。
日本の伝統では、静寂は茶会を成功させるための重要な条件の一つである。専門家の手によって扱われる伝統的な道具や器物が数多く用いられ、805年に日本に伝わったとされるこの飲み物が準備される。
抹茶を味わう際には、小さな菓子も添えられる。
9月11日にヤウンデで開催された「日本デー」の記念行事では、日本の船橋市の名物の一つであり、森宗勇氏の出身地でもある同市の「キリ」のチーズケーキが茶菓子として供された。
この茶会の最前列には、在カメルーン日本大使の岡村邦夫氏、そしてカメルーン日本友好関係者の会(CCAN)会長、サミュエル・ツェツォパン博士らが出席した。
招待客のフェリシテ・ヌジョウ氏は、
「お茶そのものを取り巻く、すべての儀礼に強い印象を受けました。茶会では、これから口にするものがいかに大切なものであるかが示されています。この茶会を取り巻く一連の姿勢が、とても印象的でした」
と語った。
「日本デー」の一環として開催されたこの茶会は、その伝統的かつ非常に象徴的な性格によって、カメルーンと日本との友好関係の強さを示すものとなった。
岡村邦子日本大使は、
「茶道は非常に伝統的なものです。約400年前に、亭主と客との関係をより深めるために確立されました」
と説明した。
CCAN会長は、これはカメルーン人も見習うことのできる一例だと述べ、
「日本は非常に発展した国であると同時に、自国の文化と伝統を尊重している国でもあるということを、私たちの同胞に理解してもらう一つの方法です。伝統と発展は両立するということの証明なのです」
と語った。
また「日本デー」は、日・カメルーン関係の先駆者である角田市蔵の業績を一般に紹介する機会ともなった。
角田は1905年から1907年にかけてカメルーンに滞在し、同国の豊かな魚類相を研究するとともに、その知識の普及に努めた。また、ヤウンデの官署において稲作の普及にも尽力し、ムヴォリェでは絵画の指導を行った。
1927年9月25日にヤウンデで亡くなり、その遺体は財務省の小さな墓地に埋葬されている。