森 宗勇 MORI SOYU

カンボジアデイリー

日本文化祭で披露された茶道

デニース・フルービー記者
『カンボジア・デイリー』

美しい着物をまとった日本人女性が金曜日、ノロドム・ブッパ・デヴィ王女の前で一礼し、王女に一碗のお茶を差し出した。

王女はその後、茶碗を右手のひらに載せ、軽く一礼し、茶碗を時計回りに回してから、抹茶をいただくよう説明を受けた。

しかし、王女がお茶をいただく前に、まずそのお茶が点てられる様子を見学した。

それは約30分にわたる伝統的な茶道の実演で、日本からプノンペンに飛来した裏千家の茶道家・勢宗正氏によって行われた。

勢氏は、日本文化をプノンペンで紹介する毎年恒例の「絆(Kizuna)フェスティバル」に参加するため、来訪していた。

茶会の間、勢氏は、背後に日本語の看板が掲げられた黒い二つ折りの机の前に座った。

そして、茶巾を何度も折りたたみ、茶碗を丁寧に拭き、その後再び茶巾を折りたたんだ。

茶会の作法においては、勢氏の指先によるほんのわずかな動きでさえ意味を持つ。

日本人は何世紀にもわたって、茶道を一つの芸術として捉えてきたからである。

勢氏は次のように語っている。

「もちろん、誰でもお茶を作ることはできます。必要なのはお湯と粉末の茶、そしてそれをかき混ぜることだけです。」

しかし、茶道においては、

「和、敬、清、寂」

の原則が重要であり、その理念を身につけるために私たちは生涯にわたって修練するのだという。

20年以上にわたって茶道のさまざまな作法を学んできた勢氏は、そう説明した。

茶道具を清めること、抹茶を熱い湯に入れること、そして茶筅で点てること。

その一つ一つの所作には時間と集中力が必要であり、茶会の間は一言も話さなかったという。

勢氏は茶会の後、

「お茶を点てるということは、哲学や瞑想のようなものです」

と語った。

さらに、客がどの程度敬われる人物であるかによっても、茶の点て方にはさまざまな方法があると説明した。

「もし皇帝が私のところに来られたなら、その作法には1時間かかるでしょう。しかし友人が訪ねてきたのであれば、5分でもいいのです。」

と勢氏は話した。

土曜日と日曜日には、王立プノンペン大学のキャンパスにあるカンボジア・日本協力センターで、茶道の実演が数回行われる予定である。

会場では、ポケモン、ハローキティ、モンチッチなど、日本のキャラクターの展示のほか、複数の漫画のヒロインも紹介されている。

この「絆フェスティバル」のその他の見どころとしては、剣道と合気道の実演、着物のワークショップ、コスプレショーなどがある。

写真説明

王立プノンペン大学で金曜日、伝統的な日本の茶道の作法に従って抹茶を点てる茶道家。

写真:Six Channa

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