2017.10.20
兵庫県パリ事務所における茶会2017

パリで明日から開催されるイベント「備前焼と茶道の世界」の内覧会(ヴェルニサージュ)を、兵庫県パリ事務所において行いました。
今年のテーマは備前焼。京焼、朝日焼、鎌倉彫と続いて、4人目の作家ともに行います。今年は備前六姓の大家・18代木村桃山 木村 英昭さんです。年々規模が大きくなり、今回のツアーでもこれは最も大きな企画。今年は7年間の中で最も総決算的な規模で行います。
主賓に駐仏日本大使・木寺昌人閣下並びに令夫人をお迎えし、突然の願いにもかかわらず温かく素晴らしいお言葉を賜りました。在仏日本商工会議所の会頭で、東京三菱UFJ銀行パリ支店の小林支店長様の御発声で乾杯となりました。
日本政府観光局からは中山事務所長様、前職で大変お世話になっていたNHKからは高尾欧州総局長、例年ご支援を賜っているTORAYAFRANCE様からは佐々木社長様とチーフパティシエの小野様が、またルーブル美術館、ギメ国立東洋美術館からも私たちとゆかりの深い方が幾名もお見えになりました。
茶道の関係では裏千家淡交会ベルリン協会の副会長 Nobuko Sugai様も駆けつけてくださり、同門の誼を育むことができました。遠くから駆けつけてくださいましたことを心から御礼申し上げます。
ケータリングは昨年に引き続き、LeBonBento社の Florian Mandy Miki Shudo-Mandy夫妻にご支援をいただきました。丹波産のお米を日本の天然水を用いて炊いていただいたおにぎりは大好評で、在仏邦人の皆様にも大変喜んでいただきました。
またグルノーブルで共に講義をしていただいた、ENTREEの Yasuhiro Takagiシェフにもフランス生まれの素材を用いたケーキを紹介いただき、日仏融合の素晴らしいマリアージュを演出していただきました。
当夜2時間だけで74名のお客様にご来場をいただきました。昨年を上回るご来場者で、来年はさらなるスペースの工夫を強いられることになります。
本日からの一般公開もすでに多くの方のご予約を承っております。怒涛の2日間が始まりますが、一同、体調管理に気を付けて皆様をお迎えしたいと思います。
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本席はスペースの都合もあり今晩限り立礼席に。
お茶のお正月といわれる11月が近いことから、それを意識した道具組をいたしました。
また、会場である兵庫県事務所にゆかりのある、兵庫県の道具を中心に取り揃えました。
軸には先祖の一族である播州赤穂藩主・森忠哲(ただあきら)公の一行軸で「龍虎」。
裏千家家元に於いては宗旦筆の同軸が初釜式で掛けられることがあります。
この世でもっとも強いもの2つを書き並べたもので厄除けの意味を持ち、また、互いに道を究めた名人同士が切磋琢磨 するという意味も込められています。人と人とが交わる今日の場で、そのように切磋琢磨できればという願いからかけさせていただきました。
赤穂森家の忠哲公は若くして亡くなられた藩主であったため、現存の作品はわずかに4点みるのみであり、赤穂市立歴史博物館の寄託収蔵があります。
香合は笙(しょう)を象ったものを置きました。笙はフランス語でOrgue。私が20年前にはじめてこの地を踏んだ時の目的であったパイプオルガンに通じることから、この香合を於かせていただきました。
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棗は、播州三日月藩の陣屋を描いた棗。蓋甲には三日月藩主森家の鶴丸紋が大きく描かれています。蓋置は相生の雲華焼。兵庫県を代表する焼き物の一つです。そして、建水は当家・久留里藩家老森家に伝わった唐金鶴丸紋を持ち出しました。
赤穂藩主森家、三日月藩主森家、そして久留里藩老森家の3つの森家史料を出陳しております。















