2017.10.30
アルジェリア日本大使公邸における呈茶

今回は初めて茶箱を多用する試みをしました。
10年前に丸太の製材から作って蒔絵まで仕上げた茶箱ですが、この夏に素晴らしい贈り物をいただくに至り、中の道具組を一新させました。せっかくだからパイプオルガンの笛を茶筅筒に転用しようとか、カンボジアの仏具を建水に見立てようとか。もちろん、裏千家の流儀に沿った点前はできるものです。
アルジェリアでのデモンストレーションを終えてバルセロナに戻る前夜、作家の木村さんと2人で大使夫妻の私的スペースで夕食をいただくと、茶人でもおられる閣下より茶箱の拝見を所望され、簡略ながらお点前をさせて頂きました。今回の滞在ではこれが最後の点前になりました。
その後は木村さんが展示品から茶盌と茶入をご覧の入れて夜が更けるまで話は続きました。
写真は朝早く公邸の庭で撮影した茶箱。
500年前の文化財建築がそのまま日本大使公邸となっているこの建物のタイルは、当時の富裕層らしく、オランダのデルフトから取り寄せられた舶来品。茶箱をさせていただくには最高のロケーションでした。



