森 宗勇 MORI SOYU

いけばなインターナショナル呈茶席・東京タワー

3月16日と17日。
いけばなインターナショナルさんによる、東京タワーメインデッキをすべて占有した、史上かつてない大きな花展が開催されました。
私の茶道史で、大変お世話になっている林内閣官房長官ご夫妻、そして岸田総理夫人がご来賓として来塔され、在京大使夫人、弊社社長とともにテープカットされ、週末の二日間を1万5千人以上のお客様にご観覧をいただきました。
その二日目には私を席主に、東京タワー茶道部による茶席を設けさせていただきました。
主催者側ではない形で当社内で席を持つというのはじめての試みで、試験当日に発表されるテーマのような気持ちで道具組を立てていきました。
そのテーマは能登半島地震の支援。
そしてなんと言ってもこの素晴らしい出瓶者各位の花々です。
施主、企画者、プロトコール、警備担当、そして当社側スタッフと船頭が多かったこともあり、お菓子の吟味に時間を要して恐怖の5日前発注、道具組は2日前までかかり、再印刷された会記が納品されたのは、なんと開催初日の夜でした。
拙宅の道具で何ができるかな、、、と考えつつ、輪島塗の手桶、九谷焼の銘々皿、そして大樋焼の茶碗、山中塗の棗。。。
茶席の横に飾って頂いた岸田夫人、林夫人のいけばな作品に肖り、次客三客には広島の宮島御砂焼と萩焼のお茶碗を持ち出しました。
厳島神社ゆかりの宮島焼は先年開催した広島サミットの話題にも及び、席中の華となりました。軽井沢で開催されたG7外相会合の記念品となった、萩焼8作家の合作作品も展示いたしました。
そして、我が家ならでは。。。という事で、寛永5年(1628)に加賀前田家からの津山森家に嫁がれた前田利常御息女で、徳川家光公の御養女・徳川亀鶴姫様の婚礼道具に久留里藩江戸家老・森清太夫へ宛てた前田綱利の書簡を飾り、床飾りと見立てました。茶杓には大聖寺藩初代藩主前田利治公の御作を持ち出しました。亀鶴姫様の弟君です。
特に文箱の一般向け公開は400年来初めてのことで、久留里森家歴代当主が引き継ぐ、森家的レガリアであった御櫃の姿を、今回親族以外で初めてお披露目することとなりました。
最終席には内閣総理大臣夫人の岸田裕子さん、お隣に旧知となったフランス大使夫人のジャンヌマリーさん、そしてアメリカ大使夫人、また親しくお話をさせていただいたミクロネシア大使ご夫妻。
そして内閣官房長官夫人の林裕子さん、ベトナム大使夫人、カメルーン大使夫人、クロアチア大使ご夫妻、前アフガニスタン大使夫人と、様々な方にもご来訪をいただきました。
こちらのインスタグラムをご覧いただき、駆けつけてくださった方も多数おられ、大変励まされました。
また裏千家インターナショナルの先生方にご来臨を賜り、ママゴトのようなお茶席を盛り立ててくださり、日仏茶道交流会からは木村桃山副代表 @hidewasabi が駆けつけてくれました。
木村さん、本当にありがとうございました。
最後に、お名前は差し控えますが、この企画を昨年の夏、東京タワーを会場にされては、と、ご発案とご推挙をくださった方がありました。この光栄なお席を作らせていただくに至った御恩と、このようにして折々にお目をかけてくださいますお心に、ありがたく御礼を申し上げます。

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