2007.06.24
山梨新聞

富士山頂 雲上の茶会
来月、千葉の茶道団体 登山客に伝統文化PR
千葉県の裏千家茶道団体「耕日庵」(勢宗正庵主)が七月、富士山頂で茶会を計画している。外国人登山者が多いことから、日本の伝統文化をPRしようと初めて企画した。山頂に赤いじゅうたんなどを搬入し、本格的な野だてでセットをつくり、和装のメンバーが抹茶を振る舞う。
同団体によると、山頂の富士山本宮浅間大社の協力を得て、社殿付近に会場を設ける。計画では赤いじゅうたんや番傘、釜などの茶道セットを御殿場口からブルドーザーで運び込む。イベント当日はメンバー二十人が約二時間、登山客に抹茶と茶菓子を無料で振る舞う。
湯の沸点が低いとされ、こうした環境下での野だてでは過去に前例がないという。
気掛かりなのは例年にない残雪。富士山は八合目以上の登山道で最大二メートル以上の積雪があり、七月一日の山開き以降の開通が確定していない段階で、同団体は「現状では開催日時は決まっていない。早く山頂まで登れるようになってほしい」としている。
事務局の森勇己さんは、
「富士山は年間三十万人以上の登山者がいて、うち二割近くが外国人と聞いている。ほかの観光地に比べて外国人の割合が高く、日本の伝統文化を紹介するのは最高の場所」
と説明。